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BRASS × Universal Consulting マンダリンポルト  支配人 清 祐介 ユニバーサルコンサルティング 垣内 俊哉

10人10色、100人100色の結婚式。全てのお客様に日本一やさしいウエディングを

マンダリンポルト  支配人 清 祐介

マンダリンポルト  支配人 清 祐介

当事者と同じ体験をすることの重要性

清:先日の研修ではどうもありがとうございました。ミライロさんのご指導のもと、マンダリンポルトを車いすに乗って移動する体験や、声を出さずに相手に気持ちを伝える聴覚障害者の体験、アイマスクをしてチャペルや階段を歩く視覚障害者の体験をさせていただき、障害のある方の想いを身をもって体感することができました。
建物の構造を知っているのにも関わらず恐怖を感じましたし、知らないこともたくさんありました。

垣内:私たちは障害のある当事者の立場になって考えていただくため、車いすやアイマスクなどの体験を実施しています。頭だけで理解してもだめで、体で理解する、当事者の目線で体験することが大事なんです。

清:今回、研修を受けることができて本当によかったと思います。今まで勝手にこちらで判断してしまっていたことや、勝手に思い込んでいたことがあると分かりました。

垣内:そうなんです。例えば、勝手に車いすを押そうとすると、逆に危ない思いをします。何かお手伝いすることはありますかと聞けばいいのです。
他にも、全盲の方にびっくりするようなボディータッチをしてしまうとかです。手を触られることに嫌悪感を抱く方もいるので、全盲の方には「3時の方向にお茶があります」というご案内方法で十分に伝わります。
どれだけの知識を持ってどれだけの経験や体感をしてきたかによって対応が違ってきますよ。

清:何かしてさしあげなくてはと思うことによって過剰な配慮をしてしまいがちですが、それがかえって相手を驚かせてしまったり、不愉快な思いにさせてしまうんですね。それぞれのコミュニケーション手段があることを知っておけばいいのですよね。

ユニバーサルコンサルティング 垣内 俊哉

ユニバーサルコンサルティング 垣内 俊哉

必要とされるコミュニケーション手段とは

垣内:ご存知でしたか?手話ができる人は聴覚障害者のうち15.4%しかいないんです。手話を一生懸命覚えたとしても、使える人は少ないので実用性はありません。ですから、マスターする必要はないんです。
それよりも、どういったコミュニケーションをとったらいいか考えることが大切です。

清:研修から数日後に、筆談するお客さまが偶然いらっしゃいました。研修のときに教わった、iPadの筆談アプリが役に立ったんです。

垣内:そうなんですか!それはよかったです。近年ではiPadの筆談アプリを使ったり、携帯に文字を打ったりと、コミュニケーション手段が増えたので、手話を覚える必要性がなくなりました。手話を一生懸命覚えるよりもこういったツールを使うことによって、より円滑にコミュニケーションができますし、効率的です。

清:研修を受けるまでは、障害のある方と接するには手話などの特別な勉強をしておく必要があると思っていました。しかし、コミュニケーション手段を知っておくだけで十分にご案内ができることを実感しました。

垣内:日本の高齢者は3000万人、障害者は750万人いて、これからもっともっと触れ合う機会が増えてきます。バリアフリーの法律も平成になってから改正され、駅や道路などで改修工事が進んでいます。
昔は、エレベーターがない、舗装された道路がないなどで外に出たくても出られなかった方たちが、これからは自由に外に出られるようになってきます。ですから、そういった方々と触れ合うための知識は身につけておく必要があります。

全てのお客様のために、ユニバーサルデザインのウエディング

清:何度か垣内さんにもご相談していたのですが、つい先日行われた車いすの方々の結婚式は、涙あり、笑いありのとてもいい結婚式になりました。

垣内:社長やマンダリンポルトさんのブログで拝見しました。車いすを使う方が、盛大に結婚式をあげられた記事を見て、本当にうれしい気持ちになりました。

清:ブログを見てくれたんですね!ありがとうございます。お二人の担当が出来て、僕は本当に幸せ者です。ブログには載せていないのですけども、一番感動したシーンがありまして、控室で新郎様が初めて新婦様のウエディングドレス姿を見たときに大泣きされたんです。新婦様のあまりにも美しい姿を見て感極まったのか、涙が止まらない様子でした。車いすの車輪にはお母様手作りの素敵なカバーがされていて、ご家族の想いも込められていました。

垣内:新郎様もそうですけども、ご家族も特別な想いでいらっしゃったんでしょうね。挙式や披露宴はどうでしたか?

清:中継でチャペルとパーティ会場をつなぎ、チャペルで行われる旅立ちの儀式を全員にご覧いただいたり、車いすバスケットのご友人とガーデンでフリースロー大会を行ったりと、最高に盛り上がりました。
これも、新郎新婦様が結婚式まで一生懸命打ち合わせを重ねたことや、参列される親族やご友人への温かい心配りがあったからこそ実現できた結婚式だと思います。
今回改めて気付かされたのですが、車いすの方ならではの結婚式というよりは、本来結婚式って一組一組違うものなんだなと思いました。結婚式のお打ち合わせで新郎新婦様がこんなふうにしたいとおっしゃれば、大勢の人が動きます。お客様もスタッフもみんなが頭をフル回転させてどうしたらいいか考えます。それが、健常者であろうと車いすの方であろうと同じ事。
これからもっと一人ひとりの想いや個性に合わせたプランニングを考えたいと思います。

垣内:すばらしいです。「ユニバーサルデザイン」の考え方がマンダリンポルトさんからにじみでていますね。ユニバーサルデザインというのは出来る限り多くの人たちのためにという概念で、バリアフリーは障害者のためだけの概念です。
障害のある方だからと特別視するのではなくて、全てのお客様のために、お客様一人ひとりに合ったサービスを提供するという考え方が、ブラスさんに反映されているなと感じます。

日本一やさしいゲストハウスになるために

垣内:結婚式場の在り方としてまず大前提は、トイレの数や大きさ、エレベーターの設置、廊下の広さなど、施設の環境を整えることです。
結婚式は長い時間を過ごされるので、その人にとって最善の時間、最良の時間にするために、施設を完璧な状態にしてくことは重要です。

清:間もなくオープンする新店では、垣内さんが設計図面を見てくださっているんですよね。

垣内:ええ、そうなんです。トイレの大きさや廊下の幅などを見て、できるだけ多くの人が心地よく過ごせるためにお手伝いさせてもらっています。
ただ、施設を整えるのは費用とタイミングがあれば実現できますが、それよりも大切なのが、ソフトの部分、河合社長曰く「熱い想い」で接することだと思っています。たとえ施設が整わなくても、いかに熱い想いでカバーしていくことが大切です。例えば段差があるなら、どのように車いすを押せばいいのかを学ぶなどです。

清:確かにそうですよね。今回、車いすの新郎新婦様との出会いがきっかけで、いろんなことを勉強させてもらいました。新婦様は小さいころ病気で車いすを使うようになったそうですが、お父様はもしかして娘がウエディングドレスを着れないんじゃないか、結婚式はできないかもしれないと思っていたそうです。
親御さんやご本人たちが、結婚式を挙げてはいけない、挙げられないだろうと諦めている方がいらっしゃるのなら、そんな想いをして欲しくないと、心から思います。

垣内:障害のある方は、壇上に上がるときは大丈夫なのか、タキシードが車いすに合うのか、移動はどうするのかと不安でいっぱいです。家族でこぢんまりと済ませておこうかと考える方は多いと思います。
今回、車いすの方がこんなに楽しく結婚式を挙げられましたよと、河合社長やマンダリンポルトさんがブログで発信していました。障害のある方がそれを見れば、すごく勇気をもらえる、一歩踏み出すきっかけになると思います。
自分も挙げられそうだな、挙げたいなと思える事例が今までなかったんです。今まで諦めていた人が事例を見ることによって、結婚式を挙げたいなという思いに変わるはずです。

清:ありがとうございます。Webサイトやブログで感動体験をどんどん発信していきます。発信することによって、健常者に対しても価値観を変えたり、浸透したりすることができればいいと思います。

垣内:私はもう結婚式に関しては何の不安もありません。ブラスさんのような結婚式場を世の中に増やしたいですね。

清:ブラスを中心に、全国の結婚式場でハッピーな経験ができるようにしていきたいです。

【パートナーのご紹介】株式会社ミライロ

ミライロとは「未来の色」と「未来の路」の略に由来。
誰もが自由に自らの色(個性)を描いていける未来、誰もが自由に生き生きと歩める未来を創造したいという思いから誕生しました。
そのミライロが目指すのは、バリアバリューな社会の創造。障害をマイナスハンデと捉えるのではなく、障害をプラスや価値に変えられる『バリアバリュー』な社会作りを目指します。

株式会社ミライロ URL:新しいウインドウを開きますhttp://www.mirairo.co.jp/

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